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気温はまだまだ氷点下ですが、一度お日様が出るとあっという間に凍てついた世界が溶け出す様子が見られます。 春を待ち侘びている生き物たちがそろそろ活動を開始し始めます。
鳥たちの囀りも、幾分か聞かれるようになって来ました。そしてイタヤカエデをはじめとする木々もこの季節になると大地に張り巡らされた根っこから勢いよく水を吸い上げ始めます。
まったく葉が無いこの季節に紅葉樹が一体どうやって、水を吸い上げているのか? それは、完全には解明されていないらしく、今でも謎なのだそう。
一説によれば、マイナス気温とプラス気温を行ったり来たりするこの季節の木の内部を通る水が凍ったり溶けたりを繰り返すその作用が結果的に、水を吸い上げる原動力となっているとかいないとか!?
3月になれば、芽が膨らみ始め、雪解けの4月に一斉に目を吹けるよう、水を吸い上げて枝の細部に至るまで、水を駆け巡らします。まるで毛細血管です。
その樹液がなぜ甘いのか?
不思議ですね。何億年、何十億年もの時をかけて今の形へと進化しました。それはとてつもない時間と想像を遥かに超える様々なイベントを経た結果なので、凡人の我々がちょっと考えたところで、全くわかりませんが、とにかく、ワクワクするのです。
木はしゃべる事も動くこともできません。 ただ、偶然にそこに辿り着いただけなのですが、何十年、数百年という年月、そこにいるわけです。
樹液の季節はひと月ほど。 そんな「結の森」のメープルプロジェクトが2023年も始まろうとしています。
機会があればぜひ遊びに来てください。「結の森」は今日も密かに動植物たちの命の循環が行われていますよ。