「森の雫」2023年初搾り
厳冬期を超え、3月ともなると内陸性気候の富良野エリアでも気温はプラスとマイナスを行ったり来たりするようになります。最近は小春日和通り越し、完全に春!のような陽気に見舞われた富良野。というわけで、早速結の森に樹液チェックです。
予想通り、樹液は出ているのでしょうか??
令和5年もあっという間に樹液の季節がやってきました。3月・・・立春が過ぎ、日が長くなりました。
春を待ち侘びている生き物たちがそろそろ活動を開始し始めます。鳥たちの囀りも、幾分か聞かれるようになって来ました。そしてイタヤカエデをはじめとする木々もこの季節になると大地に張り巡らされた根っこから勢いよく水を吸い上げ始めます。 まったく葉が無いこの季節に紅葉樹が一体どうやって、水を吸い上げているのか?
気温が激しくマイナスとプラスを行ったり来たりする、この気温のエレベーションが樹液が出る条件だという方がおられます。確かに、その気温の変化に合わせて樹液が出ているのがよくわかります。そのメカニズムはまだはっきりと解明されていないようですが、不思議。やっぱり不思議ですね〜。
3月になれば、芽が膨らみ始め、雪解けの4月に一斉に目を吹けるよう、水を吸い上げて枝の細部に至るまで、水を駆け巡らします。まるで毛細血管です。 その樹液がなぜ甘いのか? 不思議ですね。何億年、何十億年もの時をかけて今の形へと進化しました。
それはとてつもない時間と想像を遥かに超える様々なイベントを経た結果なので、凡人の我々がちょっと考えたところで、全くわかりませんが、とにかく、ワクワクするのです。 木はしゃべる事も動くこともできません。
ただ、偶然にそこに辿り着いただけなのですが、何十年、数百年という年月、そこにいるわけです。 樹液の季節はひと月ほど。
そんな「結の森」のメープルプロジェクトが2023年も始まろうとしています。
例えば・・・
【3月】イタヤカエデの樹液紅茶 イタヤカエデをご存知ですか?よくカナダの国樹としても知られ、お土産でも人気の高いメープルシロップでもお馴染みの木・シュガーメイプルの仲間です。このイタヤカエデの樹液でブレイク。果たしてどんなお味でしょ? 2月末頃から、春の陽気を感じて徐々に富良野の大地から勢いよく水を吸い上げ始めます。それは、まるで人間の体液のよう。樹液は樹皮すぐ内側を通り、樹木の枝という枝の末端まで駆け巡ります。 その樹液を少し分けてもらって、春の訪れを一緒に感じましょう。
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